確定申告が近づいてきました。各地の民商では1年間の所得計算や経費の集計、消費税の課税・非課税の区分・・など、自分の税金は自分で決める「申告納税制度」に基づいて、税制の仕組みをみんなで学び合っています。
また、会員の家や集会所などで開催される「班会」では、ざっくばらんに申告書の書き方や消費税の転嫁問題、マイナンバー対策など、商売のことも活発に話し合われています。
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✿税金学習会に初めて参加したある新会員さんは「働きながら年金ももらっているので毎年申告はしているのですが、これまで税務署に行って半日がかりで申告書を作成していました。でも何が何だかわからなかった。民商に行ってようやく申告書の書き方や項目の意味がわかり自分で書けて嬉しかった。次は私が分からない人に教えられる」と話しています。
✿「今度から息子に会社を任せるんだけど・・」と民商に来所された建設業の方は、ゼネコンから『社会保険は?』『労災保険の加入は?』と次々言われ困っていました。「親子ともども民商でまとめて相談できてよかった」と入会されました。
✿年配の電気工事業のかたは「節税のため自分で申告したい」と来所。ひとつひとつ教えてもらい自分で申告できる見通しが立ちました。ホッとされたのか今度は仕事の悩みをポツリ。「学校の改修など公共工事も請けてきたけど単価が安すぎて困る。昔に比べて仕事がなくて支払いで苦労ばかり・・」とのこと。
「民商でつながりを作っておおいに仕事をアピールしましょう!」と励まし、地元業者の受注拡大と地域振興につながる「住宅リフォーム制度」の話をすると「そんな制度うちの市でもやってほしい」と話し「つながりも作りたい」と入会されました。