あの東日本大震災福島第1事故から4年を迎えます。事故は収束せず放射能による被害が広がっています。 何万人の方が暮らしを奪われ先の見えない苦しみに命を絶つ方さえ増えてきています。未だに事故の真相究明、被害者への補償、使用済み燃料の処分方法等も解明されていません。国も東電も責任を果たすどころか、国民には秘密裏に高濃度の汚染水を海に垂れ流していました。周辺の魚の異常が報道され、やっと商売を立て直そうと頑張ってきた漁業も農業も商売、そして住民の暮らしも、またもやつぶされようとしています。
そんな中、昨日の日曜日は全国で「さよなら原発」のアクションが行われ、大阪では、「3・8さよなら原発 関西アクション」に、党派や主張を超え「原発反対、再稼働反対」を願う各団体や個人が続々と3500人が扇町公園に集まりました。
公園のテントブースでは各団体やグループが模擬店をだし、遊びに来ていた家族連れなどに、焼きそばやクッキーなどを販売しながら署名も訴えていました。「報道されない写真展」では、今なお仮設住宅の近くの空き地に処理ができない数千と並ぶ被ばくした瓦礫の入った袋の写真や被ばくによる牧場の馬の様子など現地の写真が展示され、語りべによる福島の現在の様子が伝えられました。集会ではゲストアピールで、中嶌哲演さん(原発反対福井県民会議)、うのさえこさん(福島被災者)、華蓮さん(台湾草の和平草根連盟事務局長)などが訴え、集会宣言を参加者全員で確認しました。集会後は、西梅田コースと天六コースに分かれ元気にパレードを行いました。
民商・大商連は、パレードでドラムデモを行い「原発反対」「再稼働反対」「命を守れ」「子どもを守れ」「生業守れ」と怒りのドラムコールと「原発えらいこっちゃ」「放射能えらいこっちゃ」「民が亡ぶぞ」「原発やめればえじゃないか」のええじゃないかコールで街中に訴えました。デモ終了後には、パレード参加の他団体の方から「元気がでた」「ありがとう」「原発ゼロまで互いにガンバロウね」と握手も求められ原発ゼロをめざすたたかいを誓い合いました。