最近、鉄工業者の青年が民商に入会しました。昨年、父親が脳梗塞で倒れ、代わって工場を継ぐことになったのこと。ところが、経営は数年前から悪化し、政策金融公庫や保証協会をはじめ、ノンバンクやカードローンなどいろんなところから借金していることがわかりました。毎月、従業員2人の給料支払いと借金約70万円の返済をしており、これでは経営破たん寸前の状況です。このまま鉄工所を続けようか破産しようかと悩んでいると、「昔、おじいさんが民商の会員だった。困ったことがあったら民商へ行っていた。あんたも民商に相談してみたら」と従業員であるおじさんからアドバイスをもらい、民商に入会することになりました。民商では借金支払の条件変更など経営面の改善と医療費や国保料減免申請などを提出する方向で解決しようと話し合いました。入会した業者青年はこれでひとまず安心して商売が続けられるようになりほっとされています。
民商はおじいさんやおばあさんの時代から60年、全国の地域で中小業者を応援しています。街角に貼られている黄色い「壁どん」ポスタ―やチラシを見て、税金・記帳・経営など中小業者の相談が増えています。困ったときはぜひ気軽に民商へご相談ください。